Home > 【連載記事】精神障害者一級の人生 > (番外編3)精神障害一級、アスペルガーのご主人が、発達障害者向け人材紹介会社に相談に行くお話。
年金生活を送るご主人もアラフォーとなり、
「35歳転職限界説」などを聞いては、
再就職について色々と思い悩む日々が続いているようです。
最近は考え込みすぎて、
気がついたら夜が明けたなんてことも数日に一度はあるみたいです。
そこでご主人は、ある発達障害者向け人材紹介会社に
勇気を出してキャリア相談に行きました。
僕はお留守番だったので、
例のごとくスマホについているやぎべぇ君に
一部始終を報告してもらおうと思います。
こんにちは。やぎべぇです。
先日、ご主人のキャリア相談にぬいぐるみ代表として同席することになりました。
そこでご主人がキャリア相談の申し込みをしたら
履歴書と職務経歴書を準備するように指示されました。
それで、ネットカフェで、
かつて就労していた人材派遣会社の登録データと照らし合わせながら
履歴書と職務経歴書を作り始めました。
・・・でも、ご主人、パソコンの前で時々固まっていましたっけ。
ご主人の職歴は短期間のものが多く、
しかも入院したり休職したりということが何度もあったため
整合性を保つように記載するのに苦労したのだとか。
結局、就職活動にそのまま流用できるレベルの職務経歴書を作ることは断念し、
職務経歴については簡単なメモレベルのものを提出することにしました。
週末の夕方に、ご主人の妹と待ち合わせをして相談会場へ向かいました。
相談会場には4~5名位来ていました。
待合室にあるパソコンで職務経歴やキャリアプランなどをフォームに入力し、
20分くらいしたら相談室に呼ばれました。
相談中にコンサルタントさんから、次のようなことを言われました。
僕も言いたいことがありますので、カッコの中でぼやきたいなとおもいます。
(1)現在のところ、不安定さは見られない。(そう見えるんですか。それはよかったな。)
(2)しかし、不安感が非常に強いように思われる。
言い換えれば失敗経験が多すぎて常に最悪の事態を考えてしまうのではないか。
(ご主人、結構ネガティブ思考だから的確に性格を把握しているなって思いました。)
(3)発達障害者で障害等級が1級の方は極めて稀なため、
企業側としては採用にあたりリスクを感じる可能性が高い。
障害等級が重いことが不利に働くかもしれない。
(障害等級って重いことが不利に働くことがあるのね・・・)
(4)発達の凸凹を腑に落ちるレベルまでは認識できていないのではないか?
(5)最初は知的にはつまらない仕事かもしれないけど、
業務の見通しがつきやすい仕事からはじめるほうが予後が良いと思われる。
(うーむ、やっぱりそう来ましたか。)
(6)5年間仕事のブランクがあるけど、
これについてはちゃんと理由を説明できるようにして欲しい。
(この間にご主人4回入院しているのです。
結構調子崩していたこともあったし。この説明はむずかしいですなぁ・・・)
いろいろなことをコンサルタントの方から言われて、
かなりご主人はつかれてしまったみたいでした。
会場を出たあとに、妹から、
かめ吉くんそっくりのマスコットをプレゼントされて、
ご主人のテンションがアップしたのを僕は見逃しませんでしたよ!
そのマスコットとかめ吉くんが夜にベッドで対面して、
かめ吉くんは
「子どもができて嬉しい!
でも、シングルファーザーじゃなくて早く伴侶を見つけて家族を作りたいな・・・」
といいつつデレデレになっていましたよ。
詳しくは書けないのですが雇用形態は契約社員で、
最初の給料も大卒の初任給には及ばないものでした。
やっぱり、まだまだ雇用環境は厳しいなぁとご主人ため息をついていましたっけ。
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